愛媛県環境教育推進事業 研究発表会
2022年11月30日 17時51分11月30日(水)
本校は令和3・4年度環境教育推進事業の研究推進校指定を受けています。
本日、いよいよ研究発表会当日を迎えました。
愛媛県教育委員会や松前町教育委員会、町内小中学校から20名あまりの方々に、公開授業を見ていただき、本校の取組みに意見や感想をいただくことができました。
1年生の公開授業は生活科でした。秋の自然物を使ってどのような遊びができるか考えました。どんぐりやいちょう、松ぼっくりなど、前時までに集めた様々な材料を使って、学級のみんなが取り組める遊びを考えました。タブレット端末を使って、友達に遊びを紹介したり、友達の面白い考えを見たりしながら秋の自然物が生み出す「楽しさ」や身近な「自然の大切さ」について確かめることができました。
4年生の公開授業は社会科でした。「住みよいくらしをつくるーごみの処理と利用ー」の学習です。
松前町におけるごみの量の変化や減量に向けた取組について、グラフなどの資料から「これからもごみを減らしていくために、私たちにできることは何だろうか。」という問題意識をもち、自分たちにできることを考えました。
一人一人が3Rの観点から、実践できることを考えました。それぞれの意見は授業支援アプリを使って共有され、クラス全員で自分にできることを確かめ実践意欲を高めていきました。
研究協議では活発な意見交換がなされました。子どもたちの興味、関心、意欲につながる取組の工夫や友達の意見に対して自分の考えを引き出させ、学びを深めさせる工夫などについて、様々なご意見をいただきました。
全体会では、本校が2年間取り組んだ実践を発表しました。愛媛県教育委員会の先生からは、本校の取組みを丁寧に意味付けしていただき、「環境教育は個人だけではなく、学年全体で取り組ませることで意識が継続し、次の学年にも実践意欲としてつながっていく」ことなど、たくさんのご指導とご助言をいただきました。
今回の研究推進事業を通して、子どもたちだけでなく教職員の意識も大きく変わりました。みんなが幸せな未来にするため、一人一人が自分事として考えるとともに、人や自然を大切に思う気持ちを持つこと。家庭や地域と連携しながら環境を守る取組みを続けることなど、持続可能な社会づくりに向けて「自分事」と「実践行動」をキーワードにこれからも一人一人の意識を高めていけるよう努めていきます。
ご指導、ご参観いただいた皆様。ありがとうございました。