【授業研】伊予地区小体連授業研究会
2022年9月30日 08時24分 9月29日、本校で伊予地区の小体連研究授業がありました。
3年生が行ったのは、「シッティングハンドボール」というアダプテッド体育の手法を取り入れた、中学年のゴール型ゲームの提案授業でした。
みんなが楽しめるルールを工夫することを授業のねらいとして、ボールやコートの大きさを変えたり、ゴールの高さを変えたりしました。「接戦をしてみんなで楽しむこと」を目指すという課題を理解している子どもたちは、自分が勝つだけでなく、どうすれば「みんなが楽しめるか。」を考える話し合いができていました。
プロスポーツでは、勝つことを目標として「勝つためのアイディア」を出す競争型になるのは当然のことです。体育科においても技能や体力の向上を考えることは、当然必要ですが、運動の得意・不得意、体格や身体能力の差や違いがある中で、みんなが体育やスポーツ、体を動かすことを「楽しい」と感じられるように話し合うことには大きな意味があります。そして、この競技は最近、子どもたちの筋力の低下が進んでいるといわれる腕の力の他に、肩や足腰を知らないうちに鍛えられているようでした。
研究協議では、伊予地区の体育主任を中心に活発な話し合いができました。また、愛媛大学の日野克博教授にご指導をいただき、実りある授業研究になりました。ありがとうございました。