本校では、高学年の班長さんを中心にして、１０人程度の班をつくって１年生から６年生までが一緒に登校しています。
　４月、６年生になったばかりの班長さんは、１年生のスピードに合わせて、ゆっくり歩いて登校してくれていました。班長さんは、信号機のあるところや交差点では、班全員が渡り終えるまで、登校旗（班長旗）を上げて横断の見守りをします。班全員が道路を渡り終えた後、車を止めて待ってくださった方に向かって、立ち止まって深くお辞儀をする姿をよく見かけます。

　
　学校で「お辞儀をしなさい」と指導をされたものではなく、これは地域や登校班に受け継がれてきた「美しい習慣」であり、これからも受け継いでいきたい「素晴らしい伝統」です。言われてしているのではなく、子どもたちが自分の気持ちでしているお辞儀だから、凜とした美しさを感じるんだと思います。

　登校指導をしている教職員は、いつもこのさわやかな光景に出会えると、「今日も一日頑張ろう。」と思い、元気をもらいます。
　きっと、車の中で待ってくださった方も同じ気持ちなられていると思います。毎日、みんなの安全を守って、さわやかな姿を見せてくれている班長さんに感謝します。ありがとう

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