北伊予小学校の運動場の景色といえば、この雲一つない青い空と広い広い運動場です。

　運動場では３年生が、「光とかがみ」の学習で、虫眼鏡で日光を集めて黒い紙をこがす実験をしていました。
　この快晴の秋晴れの下では、すぐに煙が出て紙を焦がしていました。

　運動場の真ん中では５・６年生が表現運動の練習をしていました。
　青い空に向かって高く鳴子を振り上げる姿が、とても力強かったです。

　５年生が先に休憩を取っているときに、６年生の行進の練習が始まりました。
　今日が、初めてでなかなか足がそろわない様子でしたが、一人一人の真剣な表情と、しっかりと胸を張って背中を伸ばして歩く姿に、心を打たれる思いがしました。そろっていることの美しさを求める「集団美」ではなく、一人一人みんなが本気で、真剣にやって生み出す雰囲気がすばらしかったです。

　５年生の先生の「しっかり見ときなさい。来年はあなたたちがあんな風になるんよ。」という声がうしろから聞こえてきました。こうして、６年生の背中を追いかけることの繰り返しで、北伊予小学校の伝統とも言える「気風」が、受け継がれているんだと思います。

　「誰も見ていないからいいだろう。」とか「ちょっとくらい、楽をしてもいいだろう。」という気持ちは、自分の中で生まれてしまうもので、ほかの誰かのせいではありません。それでも、６年生はいつも自分たちの態度や行動、自分たちの姿で、北伊予小の６年生としての「誇り」を見せてくれています。みんなで追いかけ、目標にするのにふさわしい立派な６年生です。
　運動会まであと１週間になりました。最後まで全校で力いっぱい頑張ります

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